2021-09-24

【開催報告】はじまりの庭、ご来場ありがとうございました!

9月20日に開催したすんぷちょダンス公演2021はじまりの庭は、無事に幕を降ろすことができました。ご来場頂いた皆様、ありがとうございました。

人が集まれない、一緒に呼吸すことすらリスクと言われる特殊な状況で、それでも、安心して、安全な場所で、大勢の人と舞台鑑賞するにはどう準備したら良いか?通常の何十倍も悩み考え続けた創作期間でした。8月末に発令された緊急事態宣言の時期には、公演中止、延期もあり得るのではと議論しました。
こうして集合写真の晴れやかな出演者、スタッフの顔を見ると、改めて開催できた喜びが込み上げます。

まずは演出・構成の渋谷裕子さんに大きな拍手を。演出・構成の前段階である、ご来場頂くお客様の状態や、この社会状況における気持ちから作品作りの糸口を探して頂きました。その気遣いや想像力は空間の使い方にも現れていて、とても優しい作品となりました。そして4年前の本公演からだいぶ成長した出演者の魅力を、最大限に引き出して頂きました。

3歳、小学生、中学生、いろいろな大人で構成される出演者たち。コミュニティダンスというジャンルを超え、1人1人がパフォーマーとしての存在感を発揮し、それでいてありのままで、舞台の上で生きていました。すんぷちょの作品は一貫して「人と人との関係性」が作品の要となっています。今回も新しいメンバーとの関係性を紡ぎながら、60分の世界を色鮮やかにしてくれました。

そしてもはや、ダンス公演に不可欠な存在となった「すんぷちょバンド」の皆さん。抜群のセンスで、即興性の高い作品を更に新鮮なものに引き上げてくれました。「みんな毎回違う!」と言いながら、パフォーマンスに寄り添い、一瞬一瞬の音を当てていく光景はまさに一期一会な出会いでした。そしてそれを面白がってくれる最高な仲間です!

そして杉村惇美術館のスタッフの皆様にも大変お世話になりました。ありがとうございました。重要文化財に指定された大講堂には、歴史の重みがもつ静寂さがあり、外からの心地よい風も、作品世界を更に広げてくれるものでした。

ご来場頂いた皆様、ありがとうございました。
はじまりの庭からはじまるすんぷちょの旅はまだまだ続きます。
またどこかでお会いしましょう。

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