2022-10-05

舞台芸術関係者のための「舞台芸術鑑賞サービス ショーケース&フォーラム2022 仙台」に登壇します

様々な障害のある人たちにとって、どのような鑑賞サービスや情報保障があると、舞台芸術にふれるハードルが下がるのか。鑑賞サービス体験と、実例紹介で知るショーケースに、代表及川が登壇します。すんぷちょの活動の中から、多感覚演劇の取り組みや9月に開催したフラットシアターフェスティバルvol.1についてご紹介します。舞台関係者のみならず、障害のある人の様々な体験活動を支える皆様、ぜひご参加ください。

【申込は下記リンクから】

舞台芸術関係者のための「舞台芸術鑑賞サービス ショーケース&フォーラム2022 仙台」

体験を通して知る”障害のある人たちの鑑賞支援サービス”

2022年10月
11日(火)鑑賞支援サービス体験&トークディスカッション
18時30分〜20時30分 ※30分前開場
12日(水)研修
10時30分〜15時30分 ※途中、昼休憩あり

宮城野区文化センター シアターホール(パトナシアター)
仙台市宮城野区五輪2-12-70
JR「陸前原ノ町」駅下車すぐ
※文化センター駐車場(有料)は、台数に限りがございます。ご来館の際には、公共交通機関をご利用ください。

◉ 対象
舞台芸術に関わる人、アートマネージメントに興味・関心のある人
◉ 定員/参加費
1日目 50名/1,000円(一部、鑑賞支援サービス席あり)
2日目 20名/無料


<プログラム>

10/11(火)鑑賞支援サービス体験&トークディスカッション

第1部 鑑賞支援サービス体験

多言語字幕や遠隔音声ガイド付きの短編演劇作品を鑑賞いただき、舞台芸術に活用できる鑑賞支援サービスを体験いただきます。

短編作品『あの日からのみちのく怪談』
ー 東日本大震災のあとに聞かれるようになった沢山の“ふしぎな話”
 「逝ってしまった人にまた逢いたい」と願う3つの家族の優しい物語 ー
(東北怪談同盟編『渚にて あの日からの〈みちのく怪談〉』(荒蝦夷刊)より)

【作品詳細】
①「背中」
原作 黒木あるじ
演出・出演 芝原弘(コマイぬ/黒色綺譚カナリア派)
<あらすじ> 仮設住宅に一人で暮らす男は、行方不明の母に会いたいと願いながら過ごしている。巷で聞かれる“震災怪談”にイラつきながら。そんなある夜…。

②「水辺のふたり」
原作 鷲羽大介
演出 芝原弘(コマイぬ/黒色綺譚カナリア派)
出演 三品彩乃、郷内宣子
<あらすじ> 友達のように仲の良い祖母と孫。今日は、タクシーの運転手から聞いた「被災地で乗せた乗客が目的地に着くと消えている」という“タクシー怪談”について盛り上がる二人だが…。

③「父の怪談」
原作 須藤文音
脚色・演出 吉水恭子(芝居屋風雷紡)
出演 吉水雪乃(コマイぬ/芝居屋風雷紡)、遠藤愛希、吉水恭子(芝居屋風雷紡)、山村鉄平(芝居屋風雷紡)
<あらすじ> 東日本大震災で亡くなった父。母と姉と妹。3人の女性から語られることによって浮かび上がってくる父の姿とは。

【スタッフ】
舞台監督 山澤和幸
照明 髙橋亜希
音響 本儀拓(キーウィサウンドワークス)


第2部 トークディスカッション

実践者の取り組み事例をもとに、地域でインクルーシブシアターを目指していくことについて参加者と一緒に考えます。

「障害のある人の文化芸術を地域で考える 」

高橋Q清博

【パネリスト】
髙橋Q清博(オフィスQ代表/お祭りプロデューサー)
仙台在住。お祭り、フェスティバル、イベント、番組等の製作プロデューサーとして仙台を拠点に全国に発信する。幅広い分野の製作プロデューサー活動を精力的に続けている。主なお祭り制作として、仙台・青葉まつり、仙台すずめ踊り、仙台七夕まつり・星の宵まつり総合演出、定禅寺ストリートジャズフェスティバル、とっておきの音楽祭、丸森町斎理幻夜、縄文人の記憶の宴、AZ9ジュニア・アクターズ(仙南の小学生の児童劇団)アドバイザー、Date fm の最長寿ラジオ番組「とび出せ高校生諸君!」担当。

及川多香子

及川多香子(NPO法人アートワークショップすんぷちょ代表)
アートコーディネーター。PLAY ART!せんだい共同代表。2014年からすんぷちょ代表、以来団体の運営や舞台公演のプロデュースを行う。障害のある子どものための「多感覚演劇」の創作と上演に2016年より取り組む。2020年9月に宮城野区子ども舞台芸術祭フラットシアターフェスティバルを立ち上げ。宮城県仙台市出身2児の母。

柴崎由美子

柴崎由美子(NPO法人エイブル・アート・ジャパン 代表理事)
芸術大学在学中に障害のある人と作品に出会い、環境をつくる仕事に関わりたいと1997年から奈良市の市民団体「たんぽぽの家」の活動に参加。たんぽぽの家アートセンターHANA開設(2004)、エイブルアート・カンパニー設立(2007)を担当。 東日本大震災(2011)を契機に活動拠点を東日本にうつし、2013年から現職。最近の主な仕事に、障害者芸術活動支援センター@宮城(2014-2017/厚生労働省モデル事業、2018-/宮城県事業)、仙台市文化プログラム(2018-2021/共催仙台市、仙台市市民文化事業団)、ミュージアム・アクセス・センター設立事業(2021-/文化庁:障害者等による文化芸術活動推進事業)など。

芝原弘

芝原弘(劇団黒色綺譚カナリア派所属/演劇ユニット「コマイぬ」主宰)
1982年石巻市出身。俳優。桐朋学園芸術短期大学演劇専攻卒。東京にて舞台を中心に活動後、2019年より故郷の宮城県に活動の拠点を移す。「いしのまき演劇祭」実行委員として2016年の立ち上げより運営に携わる。令和2年度宮城県芸術選奨新人賞受賞。令和4年度よりARCT理事。代表作のコマイぬよみ芝居「あの日からのみちのく怪談」を全国で上演中。また、石巻市に於いて「コマイぬ月いちよみ芝居」をライフワークとして開催中。

村上佳子

【ファシリテーター】
村上佳子 (宮城野区文化センター・宮城野区中央市民センター館長)
1981年仙台市役所入庁、市民図書館にて司書業務にあたる一方、図書館建設を担当。1999年から3年間太白区役所にて障害者支援業務にあたる。その後、仙台文学館学芸室長、同副館長、若林区中央市民センター長、市民図書館長を経て、2018年から現職。

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